はじめてのシリアル通信

  1. 概要
    シリアル通信(Serial Communication)とは伝送路に1ビット毎の連続データを送受信する通信方式のことをいいます。少ない信号線で安定した通信を行うためイーサネットが普及する前には、システム構成の主として使われた通信方式の一つです。
    • 通信規格の種類
      シリアル通信の主な規格は下記の通りとなります。
      • RS-232
        現在のパソコンでは見かけなくなってきましたが、シリアル通信の規格で最も使われている通信方式です。規格上では通信速度最大20kbps、通信距離は15mとなっていますが、実際には規格以上の仕様で使われています。一般的には「RS-232C」と呼ばれることが多いのですが、現在の正式名称は「ANSI/TIA/EIA-232-F」です。
      • RS-422
        RS-232から通信距離と速度を改善した通信方式で、差動信号での全二重通信の規格です。規格上では通信速度10Mbps、通信距離1.2kmで接続台数はドライバ数1、レシーバ数10(max)となっています。現在の正式名称は「ANSI/TIA/EIA-422-B」です。
      • RS-485
        RS-422の上位規格で、接続台数が多くなるように改善されてできた差動信号での半二重通信の規格です。規格上では通信速度10Mbps、通信距離1.2kmで接続台数はドライバ数32(max)、レシーバ数32(max)となっています。現在の正式名称は「ANSI/TIA/EIA-485-A」です。
    • 装置種類
      規格で定められている装置の種類は下記の通りとなります。
      • DTE(Data Terminarl Equipment:端末装置)
        パソコンなど能動的に動作する装置のことをいいます。
      • DCE(Data Circuit Terminating Equipment:データ回線終端装置)
        モデムやプリンタなど受動的に動作する装置のことをいいます。
    • コネクタ種類
      一般的に使用されているコネクタは下記の通りとなります。
      • D-SUB 25pin
        シリアル通信規格では元々はD-SUB 25pinが主流でした。規格上では同期通信と非同期通信など通信方式を選択することを前提に考えられており、全ての仕様に対応できるようなピンアサインになっています。
      • D-SUB 9pin
        パソコンなどで一般的に使用されていたコネクタです。IBM社によって作られたピンアサインでANSI/TIA/EIA-574規格にて国際標準規格とされています。必要最低限の信号ラインのみで構成されているため非同期通信のみに対応した規格となります。
    • RSとは
      通称で使用されている「RS-XXX」のRSとは(Recommended Standard)の略称で推奨規格として使われています。そのためTIAやEIAなどで厳密に規定されていません。公式な呼称としては「ANSI/TIA/EIA-XXX」となります。

    ハウ製品の話となりますが、イブネックシリーズには製品設定を行う手法としてシリアルポートを必ず実装しています。(外部にコネクタがでていない製品でも内部回路には実装されています。)イーサネットの普及によりシリアル通信を使用する機会が少なくなってきましたが、通信の信頼性としてはシリアル通信が最も優れています。

    シリアル通信について興味をお持ちの方や技術面でお困りの方は「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。

    2017/11/27
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