はじめてのLAPB

  1. 概要
    LAPBとは、平衡型リンクアクセス手順(Link Access Procedure,Balanced)の略称でITU-T X.25の回線端末(DTE)と回線終端装置(DCE)間で行われるデータ伝送手順を制御するためのプロトコルのことを言います。
     
  2. モード
    LAPBは下記モードにて動作します。
    • ABM(Asynchronous Balanced Mode)
      1次局と2次局の区別がない状態(複合局)で送受信を行うことができます。
      ※局については「はじめてのHDLC」を参照
  3. フレーム構成
    LAPBのフレームはアドレス部・制御部・情報部・FCSで構成された任意のデータ長にフラグシーケンスを前後に付加された構成となります。
    • フラグシーケンス(1オクテット) 
      フレームの始めと終わりを示すために付加する「7e(Hex)」のビットパターンのことを言います。
    • アドレス部(1オクテット)
      LAPBはポイント・ツー・ポイント(point-to-point)での動作のため、アドレスとしての機能では使用していません。「01(Hex)」と「03(Hex)」の2値でコマンド送信と応答を区別しています。
    • 制御部(1オクテット) 
      フレームの種類を決めるIフレーム(Infomation:情報フレーム)・Sフレーム(Supervisory:監視フレーム)・Uフレーム(Unnmbered:非番号制フレーム)情報が入ります。  
    • 情報部(任意のデータ長)
      送信したいデータが入ります。
    • FCS(2オクテット)
      フレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence)の略称でフレームでのデータ送受信するシステムでフレームの誤りを検出するために付加されます。
  4. オクテット(octet)について
    1オクテットは8ビットの意味ですが、現在では8ビットは1バイトとの認識が主流となっています。オクテットとバイトの違いは、オクテットは必ず8ビットで表記されますがバイトは8ビットとは限りません。昔は8ビット以下のシステムがありましたが1バイトの単位を使用されていました。そのため8ビット以上を使用するシステムでは8ビットを表記する厳密な単位が必要となったのです。そこでつけられた単位がオクテットとなります。

LAPB通信システムに弊社製品の「HDLCdeLAN」や「HDLCde光」を入れることで容易にIPネットワークへつなげることができるようになり、伝送距離の延長やシステム拡張を検討する際の選択肢が広がります。

2017/11/08
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