例示用のドメインや電話番号

 取扱説明書などで例を表記する際に何と書いていいか迷ったことはありませんか?
 やはり具体的に書いてある値には人間流されやすいものです。サンプルの電話番号に興味本位の電話が殺到したり、デフォルト設定となっているNTPサーバに負荷が集中したり、といった問題が実際に発生しています。

 ドメイン名の場合も同様の問題が起こりえます。弊社のようなドメイン名(how.jp)を取得している団体であれば、とりあえずそれを書いておけば他のサーバに迷惑をかけることは防げます。しかしそうでない場合はどんな文字列を書いても誰かが取得している(もしくは将来取得される)可能性があることになります。

 このような場合に、例示用に誰も使用していないことが保証されているドメイン名があります。

  JPRS
  http://jprs.jp/info/faq.html

 JPRSは".jp"ドメインを管理している団体ですが、このFAQには以下のようなドメイン名が例示用に確保されていることが記述してあります。(一例です)

・example.jp
・example2.co.jp
・example3.ne.jp
・ドメイン名例.JP (日本語JPドメイン名)
・XN--ECKWD4C7CU47R2WF.JP (「ドメイン名例.JP」のpunycode表記)

 また、RFCでも予約されているドメイン名があり、以下のドメインは特に文章記述用として予約されています。

  RFC2606
  http://www.rfc-editor.org/rfc/rfc2606.txt

・~.example
・example.com
・example.net
・example.org

 このようなドメイン名を使用しておくと、取扱説明書でDoS攻撃を引き起こすことはありません。困った時は"例示ドメイン"を使用しましょう。

 電話番号についても調べてみましたが、総務省のサイトでは特定のアドレスを確保しているような記述はありませんでした。

  総務省の情報通信政策に関するポータルサイト
  http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/tel_number/index.html

 電話番号の構成上、"000"で始まる電話番号は将来的にも無さそうということで、弊社で電話番号を記述する際は、「0000000000」や「**********」としています。

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2013/10/07