GPLライセンス概略

GPLライセンスについて

GPLライセンスの下に公開されているソフトウェアは多数あり、ほとんどが無料でインターネット上からダウンロードすることができます。
しかしGPL自体と(金銭的に)無料なことは全く関係がありません。
GPLとは英語でいう "Free" であることを目的としたライセンスです。
しかし、この "Free" は日本語の "無料" ではなく、 "自由" を表したもので、ソフトウェアを自由に利用できるようにという意図が込められています。

*以下「GPLライセンスの下に頒布されているソフトウェア」を "GPLソフトウェア" と表記しています。
 

GPL2について

GPLライセンス自体も更新されており、現在の最新版は2007年に公開されたGPL3です。
しかし、オープンソースが発展してきた時期にGPL2を採用したソフトウェアが多数あり、LinuxのkernelもGPL2で公開されています。
以下にGPL2の要点を挙げます。これは筆者の解釈によるものなので、詳細については原文を参照してください。

  • 利用の自由
    ユーザはGPLソフトウェアを自由に利用できます。
     
  • 改変の自由
    ユーザはGPLソフトウェアを自由に変更することができます。
    またそのために、ユーザは実行ファイルと同時にソースを要求できます。
     
  • 頒布の自由
    ユーザはGPLソフトウェアを自由に公開することができます。
     
  • 頒布に伴う利用の自由の保証
    GPLソフトウェアを含むファイルを頒布する場合、追加制限の無いGPLライセンスで公開する必要があります。(ライセンスの伝播)
     
  • 頒布に伴う改変の自由の保証
    GPLソフトウェアを含む実行ファイルを頒布する場合、改変部を含む全ソースを提供する用意をしておく必要があります。
     
  • 自由の同等性の保証
    GPLソフトウェアを頒布する場合、ユーザ側での利用と改変は同程度のコストでできるような頒布形態にする必要があります。
     

GPLに必須ではないこと

上記項目には "誰にでも公開する必要がある" "無料で公開する必要がある"といった内容は含まれていません。
「自由の同等性の保証」によって、GPLソフトウェアを頒布した相手には実費程度でソースを公開する必要があります。
しかしこれも逆に考えると、GPLソフトウェアを頒布していない相手には何も義務を負わないということです。
 
 
関連URL
GPL2
http://www.gnu.org/licenses/old-licenses/gpl-2.0.txt
GPL2日本語訳
http://www.opensource.jp/gpl/gpl.ja.html
GPL2FAQ
http://www.gnu.org/licenses/gpl-faq.ja.html

2009/09/28