SFP選定のための基本情報

1.概要
SFP(Small Form-factor Pluggable)は電気信号と光信号を変換し光通信での送受信をするためのモジュールのことを言います。SFPは長さ57mm×幅14mm×高さ10mmのモジュールでSFFとともに小型、低価格で取扱いも容易なため光通信システムで使われるようになりました。SFF(Small Form Factor)との大きな違いは活線挿抜が出来ることです。

2.光ファイバのモード
光ファイバには下記モードがあります。
・シングルモード
光ファイバのコア径が約9μmで光の分散が小さいため長距離伝送に向いており、最大で数十km程度まで可能です。マルチモードよりコア径が小さいため接続時の不整合による減衰が起きやすく取扱いに注意が必要です。
・マルチモード
光ファイバのコア径が約50μmまたは62.5μmでシングルモードより光の分散が大きいため長距離伝送や高速伝送には向いていません。伝送距離は2km程度まで可能です。

3.通信速度と距離
SFPの通信速度と距離について下記に記載します。
・通信速度
 100Mbps~10Gbps
・通信距離
 ~数十km(シングルモード)
 数百m~2km(マルチモード)

4.ハウ製品で使用できるSFPについて
ハウ製品の話になりますが「HDLCde光」にはSFPポートが実装されています。使用可能なSFPについてですが、選定基準として通信速度をご確認ください。内部回路が1Gbps固定となっていますので、ご評価の際は1Gbps品のSFPでご確認ください。
※弊社推奨の型式などもありますので、SFP選定に迷われることがありましたら「お問い合わせフォーム」よりご相談ください。

2017/11/13

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