ISDN機器にLANケーブルを代用品として利用できるわけ

ISDN機器とDSUをつなぐにはS/T点ケーブルが必要ですが、もしも手元にないときはLANのストレートケーブルで代用できます(フル結線されている必要がありますが、通常フル結線されています)。

代用できる理由は、どちらも(LANもISDNも)モジュラージャックの形態が同じであり、またどちらもストレート(1番ピンと1番ピン、2番ピンと2番ピン...)でつなぐ仕様になっているからです(LANの場合、クロス接続もありますがここではISDNの話しなので突っ込まないでください)。

ただし実際にはLANは1、2、3、6番ピンを使い(※)、ISDNは3、4、5、6番ピンを使っています。それなのでどちらも必要なピンだけを結線しているケーブルは使用できませんが、フル結線されているストレートケーブルであればどちらにも使用できます。

また撚(よ)り線の状態もうまいことできていて、ISDNでは3番ピンと6番ピンが送信に、4番ピンと5番ピンが受信に使われていますが、LANケーブルはこのペアーで撚られています。

(※)ギガビットイーサネットではすべてのピン(線)を使っています。

2009/10/20

第3電電64 (I64-2S)