環境試験について
1.環境試験とは
環境試験とは信頼性試験の一つで、製品や電子部品の使用環境での耐性を確認するための試験のことを言います。一般的には環境試験=信頼性試験のイメージがあり、環境試験という言葉には信頼性試験を含めた総称として使われていることもあります。
2.環境試験の種類
精密機器に対して行われることが多い環境試験を下記に記載します。
・低温・高温試験
温度サイクル試験とも言いますが、低温・高温の温度変化を繰り返すことで受ける影響を確認するための試験です。
・温湿度サイクル試験
温度と湿度の変化を繰り返すことで受ける影響を確認するための試験です。
・振動試験
製品や電子部品に対してX,Y,Z軸方向から想定される周波数範囲の振動を与えることで受ける影響を確認するための試験です。
・落下衝撃試験
製品や電子部品が落下した時の衝撃で受ける影響を確認するための試験です。
3.試験規格について
環境試験や信頼性試験は日本工業規格(Japanese Industrial Standards:JIS)や国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission:IEC)にて定められた規格に沿って試験内容・方法を決めています。
ハウ製品では上記に記載されている環境試験を全て行っています。また、独自の「イブネック規格」に沿って環境試験の他に電磁両立性試験(Electromagnetic Compatibility:EMC)を行っています。ハウでは「イブネック規格」を合格した製品を皆様へ提供させていただいています。イブネック規格に興味をお持ちの方や特殊な環境試験や信頼性試験でお困りの方は「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。
2017/11/20
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