はじめてのHDLC

  1. 概要
    HDLCとは、ハイレベルデータリンク制御手順(High-Level Data Link Control)の略称でフレーム同期型の通信プロトコルのことを言います。
    任意のデータ長での伝送が可能で、CRC(Cyclic Redundancy Check)によりデータの誤り検出を行っているため信頼性の高いデータ伝送を行うことができます。
     
  2. モード
    HDLCには複数の動作モードがあります。
    • NRM(Normal Response Mode)
      2次局は1次局から送信許可を受信した場合に1次局へ送信を行うことができます。
    • ARM(Asynchronous Response Mode)
      2次局は1次局から送信許可を受信しなくても1次局へ送信を行うことができます。
    • ABM(Asynchronous Balanced Mode)
      1次局と2次局の区別がない状態(複合局)で送受信を行うことができます。
  3. 局の種類
    HDLCではデータ伝送するための役割を「局」で定めています。
    • 1次局 
      データ伝送やエラー検出を制御する局(コマンドを送信)
    • 2次局
      1次局からの制御で動作する局(レスポンスを送信)
    • 複合局
      1次局と2次局の動作をする局
  4. フレーム構成
    HDLCのフレームはアドレス部・制御部・情報部・FCSで構成された任意のデータ長にフラグシーケンスを前後に付加された構成となります。
    • フラグシーケンス(8ビット)
      フレームの始めと終わりを示すために付加する"01111110"のビットパターンのことを言います。
    • アドレス部(8ビット)
      コマンドフレームでは受信相手のアドレス、レスポンスフレームではコマンドフレームを受信した局のアドレスが入ります。
    • 制御部(8ビットもしくは16ビット)
      フレームの種類を決めるIフレーム(Infomation:情報フレーム)・Sフレーム(Supervisory:監視フレーム)・Uフレーム(Unnmbered:非番号制フレーム)情報が入ります。
    • 情報部(0もしくは8の倍数ビット)
      送信したいデータが入ります。
    • FCS(16ビット)
      フレームチェックシーケンス(Frame Check Sequence)の略称でフレームでのデータ送受信するシステムでフレームの誤りを検出するために付加されます。

    HDLC通信システムの長距離伝送への更新時には、コスト面や配線の引き回しなどで苦慮されることが多いかと思います。弊社製品の「HDLCdeLAN」や「HDLCde光」を入れることでIPネットワークへ容易につなげることができるようになります。

2017/11/02
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